オタクアミーゴス ベストヒッツ

オタクアミーゴス ベスト・ヒッツ@阿佐ヶ谷ロフト



一回行ってみたかったので、これを機会に…。
一ヶ月前からチケットを取っていましたので、
これをふいにするわけにはいかず、必死で
仕事をし…。


阿佐ヶ谷のアーケード商店街にまた和みましたw
(商店街好き)



眠田直さんセレクトは
・『チャージマン研
もちろんメイン「頭の中にダイナマイト」
(前菜として「みなし子をセンターを救え」とか、
「ハイジャックをやっつけろ!」)
このスタッフだった人は『おねがいマイメロディ』も手がけている。
ので、眠田さんが取材に行ったときに聞いてみたら、
チャージマン研』は予算50万だったのでテキトウに作った…。
とのこと。
えー…。
というかこんなところで『おねがいマイメロディ』が
つながるとは。恐るべし…、マイメロ



そして、伊勢田勝行監督作品群。
震災後を特撮のロケ地にすると、まあとっても…えころじー!?
そんな自主制作特撮と、
自主制作アニメ。
『浅瀬でランデブー』は画面のブレと音声のヒドさで
見ていると疲労感が…。そして絵の趣味・センスが古風。
「りぼん」漫画家になりたくて…、というプロフィールに納得。


字幕がついて、音声がよくなり、
動かすことを諦めてすっきり見せる方向に
洗練された、最近の作品
『恋戦士ラブコメッサー』は意外に面白く見られた。
ただし、敵キャラが「フリソデビル」
で「ふる」と「袖にする」をかけているとしたら、
ダジャレセンスは秀逸かと思う。
どうせなら和服を着ていて欲しいっ!


絵のセンスは…もう少し経つと逆に新しいかもしれない。
コンセプト自体は「使えそう」な予感がする。うんうん。



・『HAPPY TREE FRINDS』
絵柄はソニプラでキャラグッズが売られていそうなかわいさなのに、
やってることが、腕がもげたり頭がもげたり本当にヒドイ。うわ〜。
トラウマものです…。



そして後に紹介された、
『僕のセクシャルハラスメント2』
2ですよ。あのトウモロコシの…。



原作にはなかった「バーボンの原料」という解説がわざわざ入っている
ところが素敵。さらにその時の「シャキーン!」という効果音に
腹がよじれるほど笑えるんですが。
考えたらこれ今は亡き「ビブロス」から出ているのね。
現在は中古のみ、かな?
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=KSXA-55145



ラストで主人公の企業戦士のあり方について悩む、という
なんてシュールな、と言いたくなるモノローグのあと、
蛍がふわり、と飛ぶシーンで締めくくられていて、
それについて唐沢俊一さんが
「ああいう手を使ってのし上がる男を『蛍』っていうんですよ、
『尻で輝く』から…」という解説に思わず手を打ちました!



『僕セク』には何回も蛍が飛ぶシーンが挿入されているけど、
(意味がよく分からなかったけど)
そういうことだったのか〜。
特にこのシーンはアメリカに渡っているはずだから、わざわざそんな
和風なものを出す意味が分からなかったのですが、そっかー!



もしやあの名作ゲーム『炎多留』もそれが名前の由来だったら
スゴイですが。。


しかしこの手のジャンルで「アニメ」の本数は少ない、
せいぜいCDドラマだ、という話も。


妄想の入る余地がないと、いけないわけですな…。
それでもあの当時より、数は増えてはいますね〜。


唐沢俊一さん紹介アイテムは


・NHK教育で放映された『ストレッチマン
コンセプトだけ聞くと確かに偉い人が「素晴らしい!」と
褒めてくれそうな気がしますが、実際に見てみると、
かなりギリギリな感じになってしまったという…。



・鳥羽SF未来館の紹介映像。


エロチックなSFストーリーを実際にマネキンその他で
展示しようという…。
「パラダイス」(@探偵ナイトスクープ)っていうか
ディストピア、というものでしょうか。


確か内田春菊が「私たちは繁殖している」の中で、
まだ幼い長男を連れていって笑っていて、
「6歳以上18歳未満入場禁止」という注意書きを
見て、「あと5年したらお前と一緒にいけなくなるのか」と
いうオチがあった記憶が。



ここ、閉館してしまっていたんですね。
…その長男君が18歳になる前に(なったからといって見に行くかどうかは不明w)


それと、日本人のエロスについて海外向けに紹介した映像。
「ラッキーホール」とか「ベビープレイ」とか…。
サービスをうけるオジサン(かなりお年を召しておられる)がとことん
嬉しそうなのがポイント。
う〜む。


エロだけではなく、ちょっと高尚なものを、と、
・ロシアのプロレタリアート・SFアニメ。



火星に逃げたブルジョアを労働者が追跡して戦う、
とかそんなストーリーだったと記憶しています。


黎明期のアニメということで、
セル画じゃなくて紙で作ってあるのかな??
意外に見ごたえがあった。


高尚過ぎる?という意見が出たせいか、
では…。と、
・「三蔵法師」を人形アニメ、しかもエロ
という…シロモノ。
(「羅生門」というやっぱりエロちっくな人形アニメとセット)



禁欲のはずの三蔵法師を醜い女妖怪が
あれやこれやして「若返りの秘薬」を
手に入れるという筋書。


でも人形の造形がしっかりしていて、
与勇輝とか四谷シモンとかそのあたりの
人形作家作品っぽい…詳しくは知りませんが)



お腹が呼吸で上下する描写とか、
やたら芸が細かいし…。
人形ものとしては相当ハイレベルなのではないでしょうか??



岡田斗司夫さんによる紹介作品は、
なんとなく「芸術大学の先生」らしいラインナップと感じました。


・指を失ってもキケンな大型アートをやり続ける
芸術集団。


ピタゴラスイッチ』の「ピタゴラ装置」が好き、というお話がありまして、
(男性は『ピタゴラスイッチ』番組自体はそうでもなくても、あれが好き、
という方は多いみたいです…。そそるものがあるのでしょうか)



その元ネタがどうやらドイツの芸術作品らしい…ということですが、
なんかもう、汚い。


流して動かす石鹸の泡や、(黒かったりする…)
使ってある板など、全てが「もうちょっと拭いてからやりませんか?」と
言いたくなる…。


コンセプトは確かにピタゴラ装置にそっくりだけど、
シンナーで発泡スチロールを溶かすとか、燃やすとか、
かなり危なっかしいものが多いし…。
そして、直線的に作ってあるのでデカくて長い(たぶん200mくらいある)


長く長く期待させて、最後のオチが(笑)
思わず「えー!!」と叫んでしまいましたが、
(会場全体が揺れるレベル)
これでも適当なところで早回しをしていて、
ノーカットで見せられた大阪芸術大学
クリエイターの卵さんたちは数倍の「えー!」だったそうです。
無理もない…w



で、今回のテーマは進化だ、というお話とか、
オタクは勉強しなくなった?
いや、あまりに増えすぎて体系的に過去をさかのぼったり、全体を見渡すのが
無理になった、というお話とかで締めくくり。


こういうアイテムを面白く紹介する、という技は
本当に尊敬いたしますね。


うん、仕事の活力になりました、と♪