岡田斗司夫のひとり夜話・4

岡田斗司夫のひとり夜話・4@ロフト・プラスワン


「レポート」には全然なりそうにないので、
ただ、イベントを聞いて自分が「なるほど」と思ったり、
自分のことで、思い出したことについての
お話抜粋です。なるべくネタばれのない方向で…。
たくさん情報を吸収してしまったので、
ちょっとフタを開けてガスを抜いて、
自分が眠れるためのメモ、という程度に。
ツイッターのすごい長いの、とでも思っていただければ!


次の深夜イベントがせまっていたため、
最初の前置きもなく進行しました。


1.本棚→所蔵本を減らす話。


貧乏で本を持っていなかった岡田斗司夫氏が本を持ち始め、
(最初は本棚つきの百科事典)どんどこ増えていった話。


これは、2年ほど前のイベント、
「落語2.0 核戦争と肥満」
http://d.hatena.ne.jp/kanonminase/20071030
ともリンクしていたかもしれません。


岡田氏の所蔵本が3万冊くらいあった頃、
アパートをわざわざ借りていたけど、
これはかえって読みに行かなくなるから
おすすめできない、とのこと。

一見、本用の収納スペースを住まいと別に持つ、というのは
本好きにとっての夢のように感じますが、
(たとえば、マンションで愛人を囲う、的なイメージ!?)
全然本との幸せな関係になれないのね。

思い出として手放しづらい本は、
スキャンしてミニチュア本を作っちゃう、という
手法で、実際に紹介されたんだけどかわいい!


食玩でもあって、当時みんな喜んで買っていた記憶があるけど、

http://www.butsuyoku.net/shokugan/magazine/index.html


なんでミニチュアってこんなにキュンとするのでしょう…。


まるでスモールライト使ったみたいでしたが、
単純にスキャンして縮小してプリントアウトする、
そして消しゴムなどにテープで巻く、くらいのことで
できるそうです。

ドラえもんにしかできないようなことが、
家庭でもできるんだ…ああ、未来なんだな、とあらためて
感じてしまいました。

私は最近図書館を活用していますが、
「調べ物」にはいいけど、「情報」とか時代の雰囲気みたいなのは
やっぱり本屋で積極的に本と付き合わないと見えてこないとも感じているわけで…。
そういう意味で「近所の古本屋を“育てる”」という発想は
目から鱗

私の悩み→同人誌は手放したら2度と手に入らないような気がするけど、
どうしたらいいのだろう…。



2.ゲームをやらなくなった話。


ゲームで死ぬと怖い、という、想像力の暴走話。
私はアクションゲームすっごい苦手なんだけど、
あ、それって想像力のせいなのか、と納得できてうれしかった。

こないだ『戦国BASARA』やってみて、最初のステージが一揆やっている農民を
斬りまくるというミッションで、「かわいそう過ぎる!!! 農民だってツライのに!」
と感じて、クリアした後罪悪感で苦しくなった…と、いう
話をしたら、あきれられたんだけど、「あ、私だけじゃないんだ…」と
勝手な親近感を深めてしまいました(笑)

戦国BASARA』については相手が農民なのはシナリオ上仕方ないんですが、
総合的に、ゲームにハマるというのは、
自分のキャラクターを強くしていったり、
うまくなったりすることで恐怖に打ち勝って、
自分が強くなれるような気がするということが快感になるのかも??

決定打となった、娘さんのエピソード…。
オチについては、
10歳の子ども時代には「そういうこと」がほんとうにたくさんあって、
ご本人にとっては、そのなかの一つ、くらいのことだったのかもしれない、
と思いました。
そう感じるのは『マイマイ新子と千年の魔法』を観たせいかも。

3.ノート術

最近少しずつ紹介されている「岡田流・ノート術」について。
たぶん、いずれは本になるのでは、と予想されるのですが、
今のうちに知って、実践して、人より早く到達点にたどり着きたい!
という気持ちが沸いて焦ってしっかりとメモをとってしまう(笑)


「学ぶのが下手な人は、早い段階で優れた人の模倣をやめてしまい、
自分の批評とかを入れてしまう」
…今週の胸に突き刺さったコトバ、No.1でした。まったくもって
私はその通りでしたので…。


でも、岡田さんの語り口は決して「俺はプライドなんかないからね!」
みたいなのではなく、「プライドが高い自分が苦労した」といった
スタンスでした。う〜ん。この境地に私も行けるかしら(苦笑)


最近、ほんとに自分の脳内がぐちゃぐちゃしていて困っているので
「ステップアップ」のためというより、「ちょっとヒドイ」→「ややマシ」
になれたら、というくらいのノリで試してみようかなと
思います。
あんまり頑張りすぎるとダイエット同様、失敗を招きそうだし。


最後にコミケの告知。
なぜ「評論」の31日(3日目)でなく、30日(2日目)になったかというと、
最初、工作の作品集を出すつもりで「鉄道・ミリタリー系」で申し込んだせいらしい。

…くう。
最近、コミケ2日目って東方が参入してきて、とんでもない状況になる
ことが多々あるので、できれば参加を回避したい日だったんだけどなあ…。
まあ、腹を決めるしかあるまい。そうさのう、そうさのう…。
…今年こそイヤーマフ買うかなあ。あとカイロ、カイロと。


終わって、ロフトプラスワンから出ていく途中、かなり長いこと直接会っていなかった
知り合いに出会う。


でもネットでつながっているので、あまり久しぶり感がない、
という奇妙な感覚がありました。
平日に有休取って上京、翌日も東京にて
イベント参加とは、なかなか充実していてうらやましかったりしました。


ああ、アンケートに「ひとり夜話の時は<岡田斗司夫さんおすすめ・ダイエットメニュー>
などを特設できませんか?」と書いたけど出すの忘れてた、とほほ〜。


そして、家(集合住宅)の近くまで来たら、パトカーがすっと近づいてきて
「バッグを車道側で持つと危ないですよ!」という注意がとんできて、
さらに、家の前にもパトカーが。


師走ですね…。